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トップページ > 有田の町からコンニチワ > 李荘窯:寺内 信二さん


古伊万里の心、温もりの器 李荘窯 寺内 信二 氏

李荘窯の名前の由来は。

真右エ門(馬場)さんが操る釉彩の技法から生まれる辰砂
 陶祖 李三平邸の跡に李荘窯はあります
 



初代が明治の終わりに工房を構えたこの場所が、陶祖李参平の住居跡だったからです。

私で4代目になります。

初代は工部美術学校で美術彫刻を修めた教育者でした。その後有田焼の窯元として今日に至ってます。



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信二さんが武蔵野美術大学に行かれたのには、そういう下地があったんですね。

まぁやっぱり、無関係じゃありませんでしたよね。


大学では色んな素材を使ってデザインを学びました。

卒業後、東京の卸の商社に4年間勤めまして、それからこっちに帰って来ました。



  インタビューの様子(左:馬場九洲夫さん 右:窯吉オーナー)
 インタビューの様子
(左:寺内 信二さん 右:窯吉オーナー)

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最初、土物(つちもの)に惹かれたとか。


土物って、手造り感があって、そういう人の手を通した温もりみたいなものがあるんで、結構惹かれたんですよね。

(二代目以降、磁器の)割烹食器というか、徳利・盃がメインでやってたんですけど、私が有田に帰った当初は、土物結構やったんですよ、実は。

唐津だとか備前だとか信楽だとかって、土を全国から取り寄せて、あのー、やってました。

インタビューの様子(左:馬場九洲夫さん 右:窯吉オーナー)
 インタビューにもきさくに応じてくれている寺内さん

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それがある時、人の温もりを感じる磁器に出合った。

初期伊万里に出会ってですね、


染付け磁器の中にも、土物的な匂いのするものがあるんだなぁって。

そうなると、今まで欠点だと思っているのが、逆になって、強みに見えるんですよ。

(食器は)使用頻度がすごく高いものだし。そういった意味じゃ、土物っていうのは、結構管理が大変だし。

磁器っていうのは、使うっていう意味では、もう優れているなぁと・・・やっぱり実用性がありますよね(笑)



現代に生きる古伊万里! 李荘窯おススメの3品はコチラ!


福字 輪花小皿
2,420 円


間取雲龍文 そば猪口大
11,660 円


墨はじき波兔 マグカップ
7,920 円


李荘窯、商品一覧はコチラ!

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そこから古伊万里の研究が始まった。

インタビューの様子(左:馬場九洲夫さん 右:窯吉オーナー)
 李荘窯の製作現場の様子。染付けをしている職人さんの集中力はスゴイ!
 

自分の先生っていうのは、あの、

古伊万里の陶片の中

あるんですよ。

陶片の中にある、400年前の人が描いた筆跡があるじゃないですか、あれがもう正に、私の師匠なんですね。

だからあの、自分の、ホント、教えを乞うた人っていうのは、無名の陶工、昔の職人さんですよね。



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そうして出来た平成古伊万里。手間が大変じゃないですか。

今の時代からするとちょっと、すごく逆行してるようなところもあるかと思うんですけども、こだわって手描きを中心にというふうにしてます。

最終的に残るものっていうのはやっぱり、人の手を通した技術であろうなと思っているんです。

そこはやっぱりきちっと守って行かなくちゃいけないと。

ただあのー、やっぱり昔から言われてんですよ、「絵を描いているところは、儲からんよ」って。

正にその通りですね(笑)






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こだわりは手描きだけじゃないですよね。

インタビューの様子(左:馬場九洲夫さん 右:窯吉オーナー)
 真剣な様子で名前紋に名入れをする寺内さん
 

たとえば原料の選び方ですが、安定とか価格を求めたら、あの、いわゆる工業製品を使えばいいんですけど、あえてそこで、天然のものを使うようなことをやってるんです。

それをやることによって、ものすごく(作る上で)使いづらいものにはなるんですけど、微妙にあるんですよ、そこに違いが。

(器を)わかる人でも、たぶんわかりづらいところで、あの、本当に微妙なとこなんですね。

どうしてかなぁ

といつも思ってるんですけれども、だけどやっぱり最終的にものの中に出てくるんですよ、その辺がですよ。

天然じゃないと出ないよな、というのがですね。


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染付けの色目も大事ですよね。

あの、それはうちなりにずっと、何十回も何百回も試験をして来てですね、もうある程度決めてます。

「土」と「絵具」と「釉薬(うわぐすり)」の3つの組み合わせ、どれかちょっとズレても全然違うものになるんですよ。

だから、

そこはかなりこだわりましたね。

それは相当試験をして今があるんだと言えます。



  インタビューの様子(左:馬場九洲夫さん 右:窯吉オーナー)
 染付けに使う筆はさまざまです。

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今後はどうですか。


古伊万里の匂いのするものっていうか

人の手を通したぬくもりのある食器っていうのが基本的なテーマです。

有田の400年間築いてきた良いものを注入して、今の時代の食に合った器を提案、という事で考えています。

(昔と比べ)食材が豊かになり、彩りもある。

ちゃぶ台からテーブル文化へ変わって来た。

おのずと変わるものもありますよね。

だから、過去の今版(平成古伊万里)と現代の現代版(モダンな器)、二つの切り口で、ちょっと、させていただいているんですよね。

ここ(古伊万里研究)で養った色々なエッセンスというか、そういうものをこっち(モダン)に注入したり、こっち(モダン)のものをこっち(平成古伊万里)に注入したり、こう相互にやっていく事で、新しい食器のあり方っていうのが見えてくるんじゃないかと考えていますけどね。



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やっぱり愛用していただけるとうれしいですよね。

常に食器棚の手前にあるもの。

奥じゃなくて手前にあって、いつも使われて、

「なんか気がついたら毎日使ってるわ」

っていうようなものであって欲しいですね。


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福字 輪花小皿
2,420 円


間取雲龍文 そば猪口大
11,660 円


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